転職面接が決まり、クローゼットのスーツを見ながら「ネイビーとグレーのどちらがいいのだろう」「新卒のときの黒いリクルートスーツでも大丈夫だろうか」と迷っている人は多いのではないでしょうか。

転職面接のスーツは、新卒の就活のように「黒のリクルートスーツ」と決まっているわけではありません。ネイビー・グレー・黒のいずれかを選べば失礼になることはなく、そのうえで色ごとの印象の違いを知っておくと、応募先や自分の年代に合った一着を選べます。

この記事では、転職面接に向いているスーツの色と与える印象、男女別・業界別の選び方、避けたい色や柄、スーツに合わせるシャツ・ネクタイ・小物の色を解説します。

📖目次

転職面接のスーツの色はネイビー・グレー・黒が基本

転職面接のスーツは、ネイビー(紺)・グレー・黒のいずれかを選べば、業界や職種を問わず失礼にあたることはありません。大手転職サービスの面接マナー解説でも、落ち着いた色味のスーツを選ぶよう案内されています。

3色のうちどれを選ぶかは、面接官に与えたい印象で決めると選びやすくなります。それぞれの色の特徴を見ていきましょう。

ネイビー|誠実で爽やかな印象

ネイビーは、誠実さや爽やかさ、清潔感が伝わりやすい色です。業界や年代を問わず使えるため、どの色にするか迷ったら濃いめのネイビーを選んでおけば間違いありません。明るすぎる紺はカジュアルに見えることがあるため、黒に近い濃紺を選ぶと落ち着いた印象になります。

グレー|落ち着きと知的さを出したいときに

グレーは、ネイビーや黒に比べて大人の落ち着いた雰囲気が出る色です。濃いチャコールグレーは知的で信頼感のある印象を与え、30代以降の転職や管理職候補としての応募に向いています。少し明るいミディアムグレーは柔らかく親しみやすい印象になるため、営業職や接客職など人当たりを見せたい職種と相性がよい色です。

黒|きちんと感はあるがリクルート感に注意

黒はきちんとしたフォーマルな印象を与える色で、転職面接で着てもマナー違反にはなりません。ただし、無地の黒は新卒のリクルートスーツを連想させやすく、社会人経験をアピールしたい転職面接では頼りなく見えることがあります。黒を着る場合は、リクルートスーツではなくビジネス用のスーツを選び、シャツやネクタイで色味を足すとリクルート感を和らげられます。

男女別の転職面接スーツの色の選び方

スーツの基本の色は男女とも同じですが、選べる色の幅やボトムスの選び方には違いがあります。

男性の場合

男性は、ネイビー・グレー・黒の3色から選ぶのが基本です。とくに濃紺とチャコールグレーは、年代を問わず落ち着いた印象を与えられるため、転職面接用に1着用意するならこのどちらかがおすすめです。ライトグレーやベージュなどの明るい色は、男性の場合カジュアルな印象が強くなるため、面接では避けたほうが無難です。

女性の場合

女性も基本はネイビー・グレー・黒ですが、男性よりも色の選択肢がやや広く、業界によってはベージュやライトグレーも選べます。明るい色のスーツは柔らかく親しみやすい印象を与えるため、アパレル、美容、ブライダル、接客業などでは好印象につながることがあります。金融や公務員など堅めの職場では浮いてしまう可能性があるため、ネイビーやグレーを選んだほうが安心です。

ボトムスはスカートとパンツのどちらでも問題ありません。スカートは膝が隠れる丈のタイトスカートかセミタイトスカート、パンツは脚のラインがすっきり見えるストレートシルエットが基本です。ジャケットとボトムスは同じ色・同じ生地の上下セットにすると、統一感のあるきちんとした印象になります。

業界・年代別の転職面接スーツの色の選び方

基本的に、業界や職種によってスーツの色を変える必要はありません。ネイビー・グレー・黒のいずれかであれば、どの業界の面接でも通用します。そのうえで印象を微調整したい場合は、応募先の雰囲気と自分の年代に合わせて色の濃さを選ぶとよいでしょう。

金融・公務員など堅めの業界

金融、公務員、士業など服装規定がしっかりした業界では、濃いネイビーやチャコールグレーの無地がもっとも安心です。面接官もきちんとした服装を見慣れているため、色も柄も控えめなものを選びましょう。

IT・ベンチャーなど服装が自由な業界

IT、ベンチャー、広告など比較的服装が自由な業界では、ネイビーやミディアムグレーで少し柔らかさを出しても問題ありません。社員がカジュアルな服装で働いている企業でも、面接ではスーツを着ていけば失礼にはなりません。

アパレル・美容など見た目も見られる業界

アパレルや美容など、身だしなみのセンスも評価の対象になる業界では、ネイビーやグレーに加えて、女性であればベージュなどの明るい色も選択肢に入ります。応募先のブランドイメージに合うかどうかも意識して選びましょう。

30代以降・管理職候補として応募する場合

30代以降になると、面接官は「社会人として普段どんな装いで仕事をしているか」も見ています。リクルートスーツは避け、チャコールグレーや濃紺のビジネススーツで落ち着きを出すと、経験に見合った印象になります。

転職面接で避けたいスーツの色・柄

ネイビー・グレー・黒の中から選んでいても、明るさや柄、生地によっては面接にふさわしくない印象になることがあります。次のようなスーツは避けましょう。

明るすぎる色

ライトグレーや明るいベージュ、明るいブルーなどは、軽やかでカジュアルな印象になります。女性の場合は業界によって選べることもありますが、男性や堅めの業界に応募する場合は避けたほうが無難です。

目立つ柄・光沢の強い生地

転職面接のスーツは無地がもっとも無難です。光の当たり方で見える程度のシャドーストライプや、線の間隔が狭く目立たないピンストライプであれば問題ありませんが、太いストライプやチェックは華やかな印象になりやすいため避けましょう。また、光沢の強い生地はパーティー用のスーツのように見えるため、柄に関係なく面接には不向きです。

サイズが合わない新卒時のリクルートスーツ

新卒の就活で着たリクルートスーツは、着ること自体はマナー違反ではありません。ただし、購入から数年たっていると、サイズが合わなくなっていたり、生地のテカリや型崩れが出ていたりすることが多くあります。20代前半の第二新卒であれば大きな違和感はありませんが、着る場合はサイズと傷み具合を確認し、合わなければ買い替えを検討しましょう。

スーツの色に合わせるシャツ・ネクタイ・小物の色

スーツの色が決まったら、シャツやネクタイ、靴やカバンの色も合わせます。顔まわりのシャツやネクタイは面接官の目に入りやすく、小物の色がばらばらだと全身の統一感が失われるため、スーツとあわせて準備しておきましょう。

シャツ

男性のシャツは白の無地が基本です。淡いブルーやごく細いストライプのシャツも選択肢に入りますが、迷ったら白を選べばどの色のスーツにも合います。襟や袖口の黄ばみ、シワがないかも確認しておきましょう。

ネクタイ

ネクタイは、スーツの色と調和する色を選びます。ネイビーのスーツならブルー系やえんじ系、グレーのスーツならネイビーやブルー、落ち着いたえんじなどが合わせやすい組み合わせです。柄は無地、小紋、細めのストライプが無難です。黒のスーツに黒のネクタイを合わせると冠婚葬祭のように見えてしまうため、色味のあるネクタイを選んでください。

女性のインナー

女性のインナーは、白や淡いブルー、淡いピンクなどの明るい色が基本です。種類はシャツ、ブラウス、きれいめのカットソーのいずれでも構いません。胸元が開きすぎないデザインを選び、透けが気になる場合は肌の色に近い下着を合わせましょう。

靴・ベルト・ストッキング

男性の靴は黒の革靴が基本で、紐で結ぶストレートチップやプレーントゥが無難です。ネイビーやグレーのスーツであればダークブラウンも合わせられます。ベルトは靴の色とそろえましょう。女性の靴は黒のシンプルなパンプスで、ヒールは5〜7cm程度が目安です。ストッキングは肌の色に近いナチュラルなベージュを選び、黒のタイツは避けます。

カバン

カバンは黒や紺、ダークブラウンなどの落ち着いた色を選びます。A4サイズの書類が入り、床に置いたときに自立するものが使いやすく、面接中に足元に置いても倒れません。

転職面接のスーツの色に関するよくある質問

転職面接のスーツの色について、面接の形式や季節によって迷いやすい点をまとめました。

Q. 「服装自由」「私服で」と言われたらスーツでなくてもいい?

「服装自由」と書かれていても、迷ったらスーツで行って問題ありません。「私服でお越しください」と明確に指定された場合は、ジャケットを羽織ったビジネスカジュアルが基本です。ジャケットはネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色を選び、ジーンズやTシャツ、スニーカーは避けましょう。

Q. オンライン面接でもスーツの色は気にしたほうがいい?

オンライン面接では上半身しか映らないため、ジャケットとシャツ・インナーの色がとくに目立ちます。背景が白い壁の場合、黒やネイビーのジャケットに白いシャツを合わせると顔まわりがはっきり映ります。画面越しでも対面と同じ服装を意識しましょう。

Q. 夏の面接でもジャケットを着るべき?

企業からクールビズの案内がない限り、ジャケットは着用するか、少なくとも持参するのが無難です。移動中は脱いで手に持ち、受付の前で羽織れば問題ありません。

Q. スーツの色と証明写真の色はそろえたほうがいい?

必ずそろえる必要はありませんが、履歴書の写真と面接当日の印象が大きく違うと、面接官が違和感を覚えることがあります。証明写真を撮影するときも、面接に着ていく予定のスーツで撮っておくと、書類から面接まで一貫した印象を与えられます。

転職面接のスーツは迷ったら濃いネイビーを選ぼう

転職面接のスーツは、ネイビー・グレー・黒の3色から選べば、どの業界でも失礼になることはありません。迷ったら濃いネイビーの無地、30代以降で落ち着きを出したいならチャコールグレー、手持ちが黒しかなければシャツやネクタイで色味を足すと考えると選びやすくなります。

スーツの色が決まったら、シャツ・ネクタイ・インナー、靴やカバンまで全身の色を合わせ、面接の前日までにシワや汚れがないかを確認しておきましょう。証明写真をまだ撮っていない場合は、面接に着ていくスーツで撮影しておくと、応募書類と面接の印象をそろえられます。

運営者情報

就活写真.com編集部

就活写真.comは、全国の就活生におすすめの就活用写真スタジオをまとめてご紹介している、就活写真特化型ポータルサイトです。全国300店舗以上の写真スタジオ・写真館を当サイト編集部が徹底リサーチ!あなたの条件に合った写真スタジオ・写真館が見つかります!履歴書・ESの証明写真撮影に、是非当サイトをお役立てください。