応募した企業から面接日程の案内や内定の連絡がメールで届き、「どう返信すればいいのだろう」と手が止まった経験はないでしょうか。仕事のメールには慣れていても、選考を受ける立場で企業に送るメールとなると、言葉づかいや書き方に迷うものです。
転職活動のメール返信は、件名を変えずに返信し、宛名・名乗り・用件・署名をそろえて、24時間以内に送るのが基本です。用件ごとに書くべき内容はほぼ決まっているため、例文を手元に用意しておけば落ち着いて返信できます。
この記事では、転職活動でメールを返信するときの基本マナーと、面接日程の調整、日程の変更、内定の承諾・保留・辞退など、場面別の返信例文を紹介します。
目次
転職活動でメールを返信するときの基本マナー

企業の採用担当者は、多くの応募者とメールでやり取りをしています。返信の早さや書き方は、応募者の仕事の進め方を想像させる材料にもなるため、次の基本を押さえておきましょう。
24時間以内、遅くとも翌営業日までに返信する
企業からのメールには、できるだけ早く、遅くとも24時間以内に返信するのが目安です。面接日程の調整では、返信が遅れると候補の日時がほかの応募者で埋まってしまうこともあります。
メールDXツールを提供するOneboxが2024年10月に20〜59歳の会社員300人に行った調査では、ビジネスメールの返信について「3時間以内でも遅いと感じる」と答えた人が合わせて40.10%にのぼりました。
在職中で日中に返信できない場合も、昼休みや業務後など、その日のうちに返信する時間を確保しておきましょう。すぐに回答できない内容であれば、「確認のうえ、〇日までにご連絡いたします」とまず受け取ったことだけでも伝えます。
件名は「Re:」を残してそのまま返信する
企業からのメールに返信するときは、件名を書き換えずに「Re:」が付いた状態で送ります。採用担当者は件名でどのやり取りへの返信かを判断しているため、件名を変えると確認に手間がかかります。返信が何度も続いて「Re:Re:Re:」のように長くなった場合は、「Re:」を1つにまとめても構いません。
本文は宛名・名乗り・用件・署名で構成する
本文の冒頭には、会社名、部署名、担当者名を正式名称で書きます。続けて「お世話になっております。〇〇(氏名)です。」と名乗り、用件を伝えたあと、最後に署名を入れます。署名には氏名、電話番号、メールアドレスを記載しましょう。
山田 太郎(やまだ たろう)
電話:090-0000-0000
メール:taro.yamada@example.com
企業から届いたメールの本文は、引用として下に残しておくと、採用担当者がそれまでのやり取りをさかのぼって確認しやすくなります。
在職中の会社のメールアドレスは使わない
転職活動のメールは、個人で使っているメールアドレスから送ります。現在の勤務先のメールアドレスを使うと、会社にメールの内容を見られるおそれがあるうえ、業務用のアドレスを私用に使っていると受け取られかねません。スマートフォンで返信する場合も、パソコンと同じ形式の署名を設定しておくと安心です。
面接日程に関するメール返信の例文
転職活動でもっとも多くやり取りするのが、面接日程に関するメールです。場面ごとに例文を紹介します。
面接の候補日を送る
企業から希望日時を聞かれた場合は、候補を3つ程度、日付・曜日・時間帯を具体的に書いて送ります。
株式会社〇〇
人事部 採用担当 佐藤様お世話になっております。山田太郎です。
書類選考通過のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。面接の日程につきまして、以下の日時でしたら伺うことが可能です。
・10月20日(月)18時以降
・10月22日(水)終日
・10月24日(金)13時から17時ご多忙のところ恐縮ですが、ご調整のほどよろしくお願いいたします。
在職中で有給休暇を取って調整できる日がある場合は、終日対応できる日を入れておくと、企業も日程を組みやすくなります。
企業から提示された日程を承諾する
企業から面接日時を指定された場合は、承諾の意思と日時を本文に書いて、確認の意味も込めて返信します。
お世話になっております。山田太郎です。
面接日程のご連絡をいただき、ありがとうございます。ご提示いただいた10月22日(水)14時より、貴社本社にて面接を受けさせていただきます。
当日はどうぞよろしくお願いいたします。
日時を本文にあらためて書いておくと、日時の勘違いがあった場合にお互いが気づけます。
面接日程を変更してもらう
一度決まった日程を変更するのは、やむを得ない事情があるときに限ります。変更が必要になったら、分かった時点ですぐに連絡し、お詫びとともに新しい候補日を示します。
お世話になっております。山田太郎です。
10月22日(水)14時からの面接につきまして、急な業務の都合により伺うことが難しくなりました。こちらから日程を調整いただいたにもかかわらず、大変申し訳ございません。誠に勝手なお願いではございますが、以下の日程でご調整いただくことは可能でしょうか。
・10月27日(月)18時以降
・10月29日(水)終日ご迷惑をおかけし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。
面接の前日や当日に変更が必要になった場合は、メールだけでなく電話でも連絡を入れましょう。
内定に関するメール返信の例文

内定の連絡への返信は、入社に向けた最初のやり取りです。承諾・保留・辞退のいずれの場合も、内定へのお礼から書き始めます。
内定を承諾する
お世話になっております。山田太郎です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。貴社からの内定を、謹んでお受けいたします。
入社後は、これまでの営業経験を活かし、一日も早く貴社に貢献できるよう努めてまいります。入社にあたり必要な手続きや書類がございましたら、ご教示いただけますと幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
在職中の場合は、現在の勤務先との調整が必要なため、入社日についても確認しておきましょう。退職日の見込みが分かっていれば、本文に書き添えておくと話が進めやすくなります。
内定の返事を待ってもらう
ほかの企業の選考結果を待ちたいなど、すぐに返事ができない場合は、いつまでに回答するかを示したうえで、返事を待ってもらえるかを相談します。
お世話になっております。山田太郎です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。大変恐縮ですが、現在選考中の企業があり、その結果を踏まえて慎重に判断したいと考えております。つきましては、10月31日(金)までお返事をお待ちいただくことは可能でしょうか。
勝手なお願いで申し訳ございませんが、ご検討いただけますと幸いです。
企業が回答期限を指定している場合は、その期限を大きく超える日程を求めるのは避けましょう。待ってもらえるかどうかは企業の判断になるため、断られた場合の対応も考えておく必要があります。
内定を辞退する
内定を辞退すると決めたら、できるだけ早く連絡します。辞退の理由は詳しく書く必要はなく、「検討の結果」とすれば問題ありません。
お世話になっております。山田太郎です。
このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。大変申し訳ございませんが、慎重に検討を重ねた結果、今回は内定を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。
選考に多くのお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり心よりお詫び申し上げます。末筆ながら、貴社の今後ますますのご発展をお祈り申し上げます。
メールで連絡したあと、企業から電話で確認が入ることもあります。その場合も、辞退の意思を丁寧に伝えましょう。
転職活動のメール返信で避けたいミス

文面が丁寧でも、次のようなミスがあると印象を下げてしまいます。送信する前に確認しましょう。
会社名や担当者名の誤り
複数の企業とやり取りしていると、前に送ったメールの文面を流用した際に、別の会社名や担当者名が残ってしまうことがあります。会社名の「株式会社」の位置や担当者名の漢字は、企業から届いたメールの署名を見ながら確認しましょう。
添付ファイルの付け忘れやファイル名の不備
履歴書や職務経歴書の提出を求められた場合は、ファイルの付け忘れに注意します。ファイル名は「履歴書_山田太郎.pdf」のように書類名と氏名が分かるものにし、編集されないようPDF形式で送るのが一般的です。パスワードを設定するかどうかは、企業から指定があればそれに従いましょう。
話し言葉や略語を使う
「了解しました」「とりあえず」などの言葉や、略語は避けます。承諾するときは「承知いたしました」「かしこまりました」を使いましょう。顔文字や絵文字を使わないのはもちろん、文末に「!」を多用しないよう気をつけます。
転職活動のメール返信に関するよくある質問
企業とのメールのやり取りで、迷いやすい点をまとめました。
Q. 企業からの返信に、さらに返信は必要?
面接日程が確定した旨の連絡など、企業からの返信にも「承知いたしました。当日はよろしくお願いいたします。」と短く返すと丁寧です。ただし、やり取りが終わる形のメールに何度も返信する必要はなく、一往復ほどで切り上げて構いません。
Q. 不採用の連絡にも返信したほうがいい?
不採用の連絡に返信する義務はありません。お礼を伝えたい場合は、選考の機会へのお礼を短く書いて送れば十分です。
Q. 土日や夜に届いたメールにはいつ返信する?
休日や夜間に届いたメールにも、気づいた時点で返信して問題ありません。深夜の送信が気になる場合は、メールソフトの予約送信機能を使って翌朝に届くようにする方法もあります。
場面別の例文を手元に用意して素早く丁寧に返信しよう
転職活動のメール返信は、件名の「Re:」を残し、宛名・名乗り・用件・署名をそろえて、24時間以内に送るのが基本です。面接日程の調整では候補日を具体的に示し、内定の連絡には承諾・保留・辞退のいずれでもお礼から書き始めます。
個人のメールアドレスに署名を設定し、この記事の例文を自分の状況に合わせて書き換えておけば、急な連絡にも慌てずに対応できます。面接が決まったら、日時と場所を確認したうえで、応募書類や身だしなみの準備も進めておきましょう。
運営者情報
就活写真.com編集部
就活写真.comは、全国の就活生におすすめの就活用写真スタジオをまとめてご紹介している、就活写真特化型ポータルサイトです。全国300店舗以上の写真スタジオ・写真館を当サイト編集部が徹底リサーチ!あなたの条件に合った写真スタジオ・写真館が見つかります!履歴書・ESの証明写真撮影に、是非当サイトをお役立てください。







