撮影した証明写真を手元に置いたまま、履歴書のどこにどう貼ればいいのか手が止まってしまった経験はないでしょうか。特に郵送で送る履歴書の場合、封筒を投函してしまうと途中でチェックすることができません。輸送中に写真が傾いたり剥がれたりしていないか、投函したあとになって急に不安になった経験がある人も少なくないでしょう。

時間とお金をかけて撮った証明写真も、貼り方が雑だとシワが寄ったり傾いたりして、書類全体の印象を下げてしまいます。逆に言えば、正しい手順とのり選びさえ押さえておけば、誰でもきれいに仕上げられる作業でもあります。

本記事では、証明写真を貼る基本の手順から、のりや両面テープの種類ごとの向き不向き、郵送する場合と手渡しする場合の違い、そして万が一貼り間違えたときの対処法まで、順を追って解説していきます。

📖目次

履歴書の証明写真を正しく貼ることが大切な理由

履歴書の証明写真は、書類選考での第一印象を左右する要素であると同時に、面接時の本人確認にも使われます。剥がれたり大きく傾いたりした写真は、それだけで書類の完成度を疑われかねません

実際に起こりやすい失敗としては、輸送中の摩擦で端からめくれてしまう、のりの水分で用紙ごと波打ってしまう、裏書きがないまま剥がれて誰の写真か分からなくなる、といったケースが挙げられます。写真が傾いたまま貼られているだけでも、細部への配慮が伝わりにくくなる点は覚えておきましょう。

コンビニや自宅にある文房具で済ませたくなる作業ですが、道具の選び方や手順ひとつで仕上がりが変わると考えて、ひと手間かけておきましょう。

証明写真の貼り方の基本手順

貼り方の流れ自体はシンプルですが、順番と力加減を守るかどうかで仕上がりに差が出ます。ここでは4つの工程に分けて、それぞれのコツを見ていきましょう。

位置を確認して仮合わせする

まず、写真の枠内に収まる位置を確認します。用紙を光にかざすか、枠の四隅に軽く写真を合わせてみるとずれにくくなります。のりや両面テープをつける前に、必ず一度写真を枠の上に置いて位置を決めておくのがポイントです。位置が決まってから接着剤を塗ると、貼りながら位置を探る必要がなくなり、失敗が減ります。

接着剤を裏面全体にまんべんなく塗る

のりは写真の裏面全体、特に四辺にまんべんなく塗ります。四隅だけに点付けすると、時間が経ってから端がめくれてくることがあります。両面テープを使う場合も、四隅だけでなく中央にも1枚足しておくと、後から浮きにくくなります。

中央から外側へ圧着する

枠に合わせてそっと置いたら、中央から外側に向かって指で押さえながら圧着します。空気やしわを外に逃がすイメージで押さえるとよいでしょう。一箇所を強く押すのではなく、指の腹でなでるように動かすと、空気を抜きながら密着させやすくなります。

はみ出しを拭き取って仕上げる

はみ出したのりは乾く前に、きれいな指先や綿棒でそっと拭き取りましょう。放置すると、乾いたのりで表面が汚れてしまいます。両面テープの場合ははみ出しにくいものの、台紙の剥離紙を写真より一回り小さくカットしておくと、粘着面が外に露出せず安心です。

使う接着剤の種類と選び方

証明写真の貼り付けに使える道具はいくつかありますが、それぞれ仕上がりと手間のバランスが異なります。まずは全体像を一覧で確認してから、種類ごとの特徴を見ていきましょう。

スティックのり

スティックのりは水分が少なく、乾くのも早いため、写真がふやけたりシワになったりしにくいのが特徴です。四隅までムラなく塗りやすく、量を調整しやすいのも扱いやすい点といえます。

一方で、液体のりや両面テープに比べると粘着力はやや弱く、時間が経つと端から浮いてくることがあります。すぐに提出する場合や、位置を微調整しながら貼りたい場合に向いているといえるでしょう。

液体のり

家にあることが多く手軽ですが、証明写真の貼り付けには積極的にはおすすめできません。水分が多いため紙が水分を吸って波打ち、乾いたあとにシワやヨレが残りやすいからです。

粘着力自体は十分にあるものの、仕上がりの美しさを優先するなら避けたほうが無難です。どうしても手元に液体のりしかない場合は、塗る量をできるだけ少なくし、薄く伸ばすことでシワを最小限に抑えられます。

両面テープ

粘着力が強く、貼った後の仕上がりが平らになりやすいのが両面テープの特徴です。一度貼ればまず剥がれる心配がなく、郵送する履歴書のように輸送中の振動や摩擦を受ける場面で頼りになります

ただし厚みが出やすく、位置を間違えると貼り直しがきかない点には注意が必要です。写真より一回り小さくカットして中央にも足しておくと、四隅だけを止めるよりも浮きにくく仕上がります。

写真専用のり・ドット式接着剤

写真の貼り付け専用に作られたのりで、剥がれにくさと薄い仕上がりを両立できるのが魅力です。ドット状に接着剤が並んだタイプは、指につきにくく作業がしやすいでしょう。

スティックのりや液体のりに比べると割高な傾向がありますが、複数枚の応募書類を短期間でまとめて仕上げたい就活生には手間が省ける選択肢になります。

郵送する場合と手渡しする場合で貼り方に違いはあるか

履歴書を提出する方法によって、写真の貼り方で気をつけたいポイントも変わってきます。封筒に入れて投函する郵送と、その場で手渡しする場合とでは、写真が受ける負荷が異なるからです。

郵送する履歴書は、配送中に他の書類とこすれたり、封筒ごと折り曲げられたりする可能性があります。剥がれにくさを優先し、両面テープや写真専用のりで四隅と中央をしっかり固定しておくと安心です。

一方、面接会場などに持参してその場で提出する場合は、投函後に確認できない郵送に比べれば多少余裕があります。スティックのりで丁寧に貼り、提出直前にもう一度傾きや浮きがないか確認するだけでも十分でしょう。とはいえ油断は禁物で、鞄の中で書類が擦れて傷むこともあるため、クリアファイルに入れて持ち歩くくらいの用心はしておきたいところです。

履歴書の証明写真を貼る前に確認しておきたいこと

貼り付け作業に入る前に、いくつか確認しておくと後から困りません。写真の裏には名前を書いておきましょう。新卒であれば学校名、可能なら撮影日もあわせて記入しておくと、万が一剥がれたときに誰の写真か分かるだけでなく、いつ撮影したものかも一目で伝わります。

裏書きは油性ペンで書きます。鉛筆やボールペンは色が薄れたり滲んだりしやすく、時間が経つと読めなくなることがあるためです。写真のサイズが指定と合っているかも確認しましょう。履歴書は縦4cm×横3cmが一般的ですが、企業によって異なる指定をしてくることもあるため、募集要項は事前にチェックしておきたいところです。

撮影から時間が経ちすぎていないかも確認しておきましょう。3か月以内の撮影を目安とする企業が多く、期限を過ぎた写真は本人確認の役割を果たしにくくなります。髪型や表情の印象が撮影時と大きく変わっている場合は、期限内でも撮り直しを検討したほうがよいでしょう。

履歴書の証明写真をきれいに貼るためのポイント

手順を守っていても、細かな注意を怠ると仕上がりに差が出ます。まず、写真の端を持って作業し、写真の表面には指を触れないようにしましょう。指紋がつくと、光の当たり方によっては目立ってしまいます。

のりは薄く均一に塗るほうが、厚塗りするよりも仕上がりがきれいになります。厚く塗ると乾いたときに写真の縁が浮きやすく、はみ出したのりも目立ってしまいます。

履歴書を封筒に入れる前には、貼った写真の上に薄紙やクリアファイルを軽く挟んでおくと、他の書類との摩擦で傷がつくのを防げます。仕上げに書類全体を明るい場所で見返し、写真だけが浮いて見えていないか、全体のバランスも確認しておくと安心です。

履歴書の証明写真を貼り間違えた・剥がれてしまったときの対処法

履歴書の証明写真を貼り間違えた・剥がれてしまったときでも状況次第では対処することができます。ここでは、履歴書の証明写真を張り間違えた・剥がれてしまったときの対処法について解説します。

貼った直後に気づいた場合

位置がずれた、写真が傾いた、という場合でも、慌てて剥がそうとすると用紙を傷めてしまいます。両面テープの場合は無理に引き剥がそうとせず、できるだけ丁寧に剥がして台紙に残ったテープの跡や汚れを取り除いてから、新しい写真を貼り直すほうが見た目を損なわずに済みます。スティックのりや液体のりで貼った写真がどうしても剥がれない場合は、用紙の裏側から水を含ませた綿棒で少しずつ湿らせると剥がしやすくなります。

郵送する前に浮きや剥がれを見つけた場合

投函前であれば、まだ修正の余地があります。四辺を軽く押さえ直しても浮きが直らない場合は、四隅に両面テープを薄く足して補強しておくと安心です。封筒に入れる直前にもう一度、写真の四辺を指でなぞって浮きがないか確認するのを習慣にすると、投函後の不安を減らせます。

提出直前に剥がれかけているのを見つけた場合

面接会場などその場で気づいたときは、応急処置として四辺に薄く両面テープを足し、裏書きの名前が消えていないかもあわせて確認してから提出するとよいでしょう。写真そのものが折れたり指紋で汚れたりしている場合は、貼り直すよりも新しい証明写真を用意したほうが早く済みます。スピード写真機や写真館でデータを保存していれば、同じカットから焼き増しできることもあるので、撮影時にデータの保存可否を確認しておくと後々の手間が減らせます。

履歴書の証明写真は正しい方法で張り付けよう

証明写真の貼り方は、履歴書の内容そのものとは関係のない作業に見えるかもしれませんが、剥がれや傾きひとつで書類全体の印象を左右してしまいます。位置を決めてから接着剤を塗る、四辺までまんべんなく塗る、中央から外側へ圧着するという基本の手順を守るだけで、仕上がりは大きく変わります。

接着剤選びも提出方法に合わせるのが基本です。郵送なら両面テープや写真専用のりで剥がれにくさを優先し、手渡しならスティックのりで丁寧に仕上げましょう。裏書きやサイズ・期限の確認も忘れずに。証明写真そのものの出来がよくても、貼り方が雑では十分な印象を残せません。ここで紹介した手順とコツを踏まえ、落ち着いて丁寧に仕上げてから提出しましょう。

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